
【白樺の恵みを捨てないための新たなるチャレンジ】
芙蓉酒造協同組合(所在地:長野県佐久市平賀、代表理事 依田方伯)が製造および販売をにない、株式会社信州白樺クラフト製作所(所在地:長野県北佐久郡立科町、代表取締役:渡部ゆかり)が販売する「白樺茶」および、白樺の枝から生産した白樺炭をウォッカ製造の素材として提供いたします。
【地域の自然の恵みを無駄にしないアップサイクルな特産品として】
今回のウォッカは、原酒として佐久地域で生産された日本酒の酒粕から生産された焼酎などをベースにし、ウォッカ製造工程で白樺茶を使った風味づけ、および白樺炭による木炭濾過工程を行うことで、独自のフレーバーと風味を付加させることで、いままでにない木炭濾過ウォッカ1を生み出せました。白樺茶同様に、本商品を通じて得られた弊社の利益の一部は、白樺林の保全や再生の取り組みに活用し、森と暮らしが循環する仕組みづくりを目指します。
【クラウドファンドによる限定販売でスタート】
今回の販売は初回生産でもあり、試作販売的な位置付けとして、限定(500ml✖️1000本)のみの販売となります。クラウドファンドの開始時期は7月中旬以降の予定です。
【ラベルデザインのためのデザインコンペティションも開催予定】
今回の『信州白樺クラフトウォッカ YURAGI』についてはそのラベルデザインを広く公募をおこなうオープンコンペティションを開催したいと考えております。初回出荷1000本のラベルは、このコンペティションで採択されたラベルが使用される予定です。
※デザインコンペティションの詳細はクラウドファンドスタート後に発表の予定
- 木炭濾過ウォッカについて ↩︎
現代のウォッカ製造では、蒸留後の精製工程で活性炭濾過が標準的に使用されており、特にピュアウォッカの製造において重要な役割を果たしています。対して白樺炭濾過は伝統的な方法として、自然な風味の保持とまろやかさの付与に優れ、個性的なウォッカの製造に適しています。白樺炭の構造的特徴として、1グラム当たり300~400平方メートルの表面積を持ち、木材由来の自然な多孔質構造を保持しており、白樺炭濾過では以下の特徴的な効果が得られます。
・フーゼル油や有機的な不純物の基本的な除去
・アルカリイオンの溶出による水とアルコールの結合促進
・まろやかな味わいの創出
・原料由来の微細な風味の保持
それぞれ異なる品質目標と市場ニーズに対応する重要な濾過技術として現在でも使い分けられています。
【参考文献】特定非営利活動法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構 http://www.pbo.gr.jp/column/ウォッカの製造方法/
サントリー株式会社 https://www.suntory.co.jp/wnb/guide/spirits/02/02.html
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ウォッカ